学生広報部レポート/卒業生への学生突撃インタビュー1 中国語極めながら嘉悦を3年間で卒業!? ~武漢大学長期留学&早期卒業編~
公開日:2021.11.17
学生広報部レポート/卒業生への学生突撃インタビュー1
中国語極めながら嘉悦を3年間で卒業!?
〜武漢大学長期留学&早期卒業編〜
皆さんは嘉悦大学に早期卒業制度という、通常より1年早く卒業できる制度があることをご存知ですか?
学士課程を4年間ではなく3年間で修了し、4年次に嘉悦大学大学院に入学または提携大学である中国の武漢大学に編入学することができる制度です。早期卒業制度には条件がありますが、活用すれば1年早くさらなる学びや研究に時間を使うことができます!
今回は学生広報部の和泉が、早期卒業制度を活用して武漢大学へ編入学した嘉悦大学2018年度卒業生の行橋さんにインタビューしました。実は私、和泉も早期卒業&武漢大学への編入学を目指しています! 同じ道を目指す私や在校生、この道を視野に入れる高校生の皆さんの為になるお話をたっぷり聞くことができました!
本記事は行橋さんの嘉悦大学生活を追った『武漢大学長期留学&早期卒業編』と、武漢大学生活を聞いた『武漢大学編入学編』の前後編でお送りします!
<自己紹介>
〈早期卒業した卒業生〉
行橋 茄生悟 (ゆきはし かいご)さん
嘉悦大学 経営経済学部 2018年度卒業
武漢大学 国際教育学院 2019年度編入学
〈インタビュアー〉
和泉 真菜 (いずみ まな)
嘉悦大学 経営経済学部 2年 学生広報部所属
早期卒業を目指して2年次終了までに92単位修得を目指しています
はじめての中国語、1年次の短期留学
和泉: 嘉悦大学では1年次に英語か中国語の語学を選択できますが、中国語を選択した理由は何ですか?
行橋: 新しいことに挑戦してみたいなと思って。今まで英語を学んできた中で、中国語というものに新鮮さを感じて選択しました。英語が少し苦手だったのもあります(笑)
和泉: 早期卒業、武漢大学編入を考え始めたきっかけは何ですか?
行橋: 1年次の春休みに2週間の短期留学に行って、現地の中国の方たちと交流をしたことがきっかけです。海外に行った経験があまりなくて、日本と違う食事や雰囲気が新鮮に感じました。そこから中国に対する興味が強くなり、早期卒業して武漢大学へ行ってみようかなと思いました。
2年次秋学期の武漢大学長期留学
和泉: 1年次の短期留学を経て、2年次秋学期の長期留学も行かれたそうですが、長期留学は約半年と長めですよね。いかがでしたか?
行橋: まず授業時間は1授業90分で週に10回、20単位分で少なめでした。初級の授業に参加したので授業の内容は「私は日本人です。」と話すところから、数字の書き方や言い方、挨拶など簡単な会話がメインでした。嘉悦大学の1年次で学ぶ中国語のレベルからのスタートだったのであまり負担ではなかったです。授業が午前または午後にかたまっていることが多くてだいたい半日空くので、例えば授業が午前だけの日には同じく留学にきているベトナム人や色々な国の人と一緒に昼ご飯を食べたり、近くの湖を散策したりして交流していました。
国際色豊かなクラスメイト
和泉: 2年次の秋だと、武漢大学への留学生同士でも、中国語のレベルはまだまだこれからの段階だと思うのですが、どのようにコミュニケーションを取っていましたか?
行橋: 現地の留学生が皆最初は英語で話していて。My name is~みたいな。僕もそれにならって最初は英語でHello!って話しかけていました。
和泉: では英語の勉強も必要ですね(笑)
行橋: はい、少しは必要です(笑)中国語で少し会話ができるようになるまでは英語も交えながらコミュニケーションを取っていました。
和泉: 色々な国の人と勉強すると聞きました。クラスメイトにはどんな国の方がいましたか?
行橋: 初級のクラスには日本人はほとんどいなくて、アフリカ系の人やパキスタン人、タイ人やベトナム人といった東南アジアの国の人も多かったです。
和泉: 本当に様々な国の方がいらっしゃるんですね!
早期卒業のために
和泉: 早期卒業には手続きが必要ですが、実際に早期卒業を決めたのはいつですか?また、研究会の先生からのサポートはありましたか?
行橋: 早期卒業制度の申請はあらかじめしていましたが、実際に早期卒業をして武漢大学へ編入をしようと決めたのは2年次秋の長期留学の後でした。長期留学に行く前と行った後では語学力がかなり上がっていて、さらに自分の語学力を伸ばしたいと思って早期卒業を決意しました。卒論と並行して大変でしたが、ゼミの先生に3年次研究の研究発表などではとてもサポートしていただきました。
和泉: 嘉悦大学の早期卒業制度を利用して3年で卒業する場合でも、通常の卒業要件である124単位の取得は必須ですよね。3年次には履修単位数の上限が上がりますが、行橋さんは3年次にどれくらい講義を履修しましたか?
行橋: 3年次の春学期はあまり多くとらなかったのですが、秋学期は3年次のゼミに加え4年次のゼミも取る必要があり、卒論や中国語の講義を含めると上限の30単位取ることになりました。ほぼ毎日3講義受けるペースです。
※早期卒業の3年生以外の1学期履修単位数の上限は24単位。
和泉: 早期卒業をする上で大変だったことは何ですか?
行橋: まず武漢大学へ編入するには、中国語の能力が大事なので、武漢大学の3年生のレベルまで中国語能力を上げることに苦戦しました。嘉悦大学で経済学などの勉強もしつつ、語学力も上げなければならないのでその両立が大変でした。早期卒業のためには、3年次に卒業論文を書かなければいけないのですが、卒論を書きながら中国語を勉強したりもしました(笑)
武漢大学編入の準備
和泉: 武漢大学へ編入するためにはどれくらいの中国語のレベルが必要ですか?
行橋: HSK(汉语水平考试)の5級前後のレベルが求められました。
※HSK(汉语水平考试)は中国政府認定の世界的な中国語能力試験で、1~6級があり、6級が最も難しいレベルに設定されている。
和泉: 行橋さんの中国語の勉強方法をずばり教えてください!
行橋: 単語を覚えたり、現地に留学していたときは武漢大学の日本語学科で学ぶ中国人の人と相互学習をしたりしていましたね。
和泉: なるほど・・! ちなみにモチベーションの保ち方も教えてください! 私の場合はHSKを申し込んで、試験があるから頑張る、という方法を試しているのですが、行橋さんは武漢大学に編入するまではどのように中国語学習を頑張っていましたか?
行橋: 自分もHSK3級と4級を取ることを目指して勉強していましたね。結果的にHSKも取れて、語彙も増やせたので目標を達成できました。自分の時は編入時にHSK5級が求められなかったのでまず4級の取得までを目標にしていました。
次回は早期卒業後、武漢大学編入学編!
今回は行橋さんに嘉悦大学の早期卒業までのお話を聞きました。早期卒業は4年次にかかる学費が減免されるため、経済的な負担を軽減しながら、より高度な学修をすることができます(*1) 嘉悦大学卒業と武漢大学卒業で2つの学位取得を目指すこと、嘉悦大学大学院で本格的な研究をすること、どちらもかなり大変です。しかし実現されている卒業生はいるので、私も頑張ってやり遂げたいと思います!その一歩として現在私は2年次秋学期、武漢大学の長期留学プログラムに参加しています。コロナ禍のため現地への参加はできずオンライン留学になりましたが、着々と早期卒業と武漢大学編入の道を進めています。
嘉悦大学で何か新しいことに挑戦したい人や異文化交流に興味がある人、学びを深めたい分野を見つけた人は、早期卒業制度を活用してみるのはいかがでしょうか。
そして次回は『後編:武漢大学編入編!』に続きます!行橋さんの嘉悦大学卒業後、コロナ禍でオンライン留学になった武漢大学編入学後についてお話いただきました。ぜひご覧ください!
*1 本学ホームページ 早期卒業制度より
https://www.kaetsu.ac.jp/for-student/carriculum/carriculum_s/early_grad
文責:学生広報部 和泉 真菜(嘉悦大学 経営経済学部2年)