研究会一覧サステナビリティと企業経営
明山健師 准教授
経営
SDGs
社会的責任
教員の専門分野/経営学
経営学を通して、社会の持続可能な発展(開発)について学びます
本研究会は、経営学を通して、社会の持続可能な発展(開発)について学びます。社会の持続可能な発展とは、私たちの後の世代に負の遺産を残さない発展を目指そうと言うものです。社会の持続可能な発展を実現するために、企業が社会に対して責任ある行動をすることが必要だと言われています。こうした責任を「企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility)」と言います。こうした企業の社会に対する責任やそれに基づく行動を学びます。また、本研究会は、基本的に実践的なプロジェクトではなく、アカデミックな学びを中心とします。
2-3年次では、社会の持続可能な発展やSCRに関する基本的な知識を身に付けます。基本的に、グループワークやプレゼンテーションを行います。3年次春学期は、2年次までの成果をもとに、SDGsに関する学外の論文コンテストに応募します。そして、3年次秋学期からは、それまでの成果の集大成として卒業研究を実施し、論文を作成します。つまり、3年生の12月までに論文という一定の研究成果を求めます。 4年生では、後輩たちに教えることを通して、考える力、コミュニケーション力を伸ばしつつ、多くのイベントやフィールドワークを通して知見を広げて欲しいと考えています。
なお、本研究会はいくつかの学外と連携したイベントの参加を求める場合があります。具体的には、本研究会では、他大学の学生とのインゼミ(合同ゼミ)への参加とこだいらNPOセミナーへの参加を予定しています。過去には、名古屋外国語大学と新潟国際情報大学の学生と「佐渡島の商品やサービスを他の地域で販売するビジネス」のオンラインビジネスコンテストを実施しました。また、こだいらNPOセミナーでは、夏休みの間にNPOの活動を知り、インターンやボランティアという形で参加することができます。
合宿などの楽しむためのイベントは、コロナ禍によりなかなか実現していませんが、皆さんが企画さえすれば、大学のルールや社会的な良識に触れない限り積極的に開催します。コロナ禍の生活が始まるまえ、明山ゼミの先輩たちは、スポーツ大会を実施したり、BBQをしたりとそれなりにイベントを作ってきました。コロナの影響でその伝統も途切れましたが、また新たに楽しいことは積極的にやるゼミになって欲しいと思います。
【自己紹介】私は、学生時代からEUの企業経営、とくにコーポレート・ガバナンスを研究してきました。なぜEUに興味を持ったのかというと、ヨーロッパに対して「なんだかかっこいい気がする」という憧れを持っていたからです。私は、学問に触れるきっかけなんて、それくらい簡単なものでいいと思います。EUの研究をしたことで、ヨーロッパの国々を訪れるきっかけとなり、現地での体験を通して多くのことを学び、そして多くの人と出会いました。さらに、今は、その好きで始めた研究が仕事になっています。
私は大学生の時、1年次から一緒にいた男ばかり十数人のグループ、そして3年生から行動を共にしたゼミ仲間が今でも会うことのある大切な友達となっています。大学時代、勉強もそれなりにしていましたが、友達たちと遊び、飲み会や旅行など楽しい時間を過ごした思い出の方が多いです。
明山ゼミの卒業生もたまに飲み会に誘ってくれて、今でも仲良く集まっていると話してくれています。この研究会が、そういう仲間を作れる場になることを期待しています。