授業・履修・試験について授業の基本情報
履修とは
大学での学修には、履修の手続をする必要があります。つまり、どの科目を学習の対象とするかということを大学側へ学期毎に登録しなくてはなりません。これを「履修申請をする」、「履修登録をする」といいます。
本学では学生の履修状況がすべてコンピュータで管理されています。学期毎の所定の期間(「履修申請期間」という)にWeb から履修申請をしなければ、その学期には学習する意志がないと判断されます。大学における学修は履修申請から始まります。
単位とは
大学の授業には、科目毎に単位が定められています。もし履修申請期間に2単位のある科目を履修登録し、学期末にその科目の学習目標を達成したと評価されれば、その学生は「2単位を修得した」ということになります。修得した単位の合計数は、本学が個々の学生を卒業させるか否かを判断するためのもっとも重要な指標です。
一般に、単位数が多い科目ほどその学習内容を達成するために多くの学習時間が必要です。この場合の学習時間には、単に授業時間だけでなく、授業外の予習および復習のための学習時間が含まれます。例えば、同じ週1回の科目でも1単位科目と2単位科目がありますが、これは後者のほうがより多くの授業外学習時間をもうけないとその内容を理解することが難しいことを意味します。
1単位と計算される学習時間数は45時間です。単位数は、それぞれの科目によって異なり、授業科目による教育効果、授業時間外に必要な学習等を考慮して計算しています。
本学では、各授業科目に対する単位数の基準を次のように定めています。なお、時間割上の1時限は90分授業ですが、制度上2時間とみなされます。
- 講義・演習科目
1週2時間の講義・演習で1学期にわたるものを2単位とする。 - 実技・実習科目
1週2時間の実技・実習で1学期にわたるものを1単位とする。
学年について
本学ではすべての学生が原則として学年に所属します。一定の条件を満たした場合に上位の学年へ進級します。
「一定の条件」とは学部・学年毎に異なり、単に在学期間のみの場合もあれば、修得単位に関する条件が付されている場合もあります。
巻末カリキュラム表には科目毎に配当学年が記されています。これは、記されている学年もしくはそれよりも上位の学年のみが履修することができるということを意味します。
学期(セメスター制)について
「セメスター制」とは年度を2つの学期に分ける制度のことをいい、学事日程からもわかるように、本学では「春学期」と「秋学期」から構成される2セメスター制を採用しています。これは、学期毎に単位が修得できるかどうかが決定されるということを意味します。学期毎に学習成果を示していかなくてはならないという点で厳しいシステムですが、反面、学習の評価が学期毎に下されるので、学生個々の状況に応じたより自由度の高い履修が可能であるともいえます。1セメスターは15週の授業期間と休暇期間で構成されます。
ただし、集中的に行われることで教育効果の期待される一部の科目は、「集中授業」や「実習授業」として休暇期間に設置されます。これらの科目は、休暇期間明けに学習の評価が下されます。