学生による学生対象の確定申告講座を実施しました

2月10日(木)、嘉悦大学では「働ける大学」*の取り組みの一環として、税に関する学習の機会を与えるため、学生が講師になって確定申告講座を実施しました。

学内・学外で様々なアルバイトを掛け持ちしている学生は確定申告が必要となりますが、実施している学生は少ないのが現状です。本学では毎年こういった講座を実施しており、今回で9回目の開催となります。

今年は昨年に続き、新型コロナウイルス感染症の影響によりZoomを利用したオンラインでの実施となりました。
講師は経営経済学部4年の阿部侑華さんが務めました。阿部さんは自身もCAT(Campus Assistant Team)やSA(Student Assistant)、聴覚障がい学生のためのノートテイクスタッフとして学内で働いています。

まずZoomの「画面共有」機能を使って資料や画面を共有しながら確定申告についての説明を行った後、申告書の作成方法をレクチャーしました。参加者はあらかじめ源泉徴収票や通帳等を手元に準備し、実際に国税庁のHPに必要項目を入力して提出書類を作成。講座の時間内に書類を完成させることができました。

通常であれば学生自身で税務署に書類を持参し申請を行うことで、実体験を学べる貴重な機会となりますが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあるため、郵送等での申請も推奨されました。

当日はヘルプデスクの学生アルバイトが配信準備を手伝いました。先輩学生が講師となることによって、学生同士が税やイベントの実施方法について学ぶことができました。

 

【講師を務めた阿部侑華さんのコメント】
「私が会計系の研究会に所属していることもあって、講師をやってみないかと職員さんから声をかけていただきました。この講座には1年生の時から参加していて、今回はじめて講座を受ける側から教える側になりました」
─工夫したこと─
「どうやったらわかりやすく、伝わりやすくできるかを考えました。いきなり固い話をする前に、ニュースにもなっている18才成人の話題を出すことで、話に入りやすくするようにしました。時間内に講座を終えられるように家や学校で何回かリハーサルもしました」
─大変だったこと─
「スライド資料の制作と事例選びが大変でした。また、対面と違ってオンラインでは参加者の進行状況や反応がつかみにくかったです」
─講座を終えて─
「『わかりやすかった』というコメントをいただいた時は嬉しかったです」
─メッセージ─
「実際に確定申告を行うことは勉強になるし将来役に立つので、今までやっていなかった人も一度やってみると良いと思います。私の場合でも1万円程度のお金が戻ってくるので、やらないともったいないです」

 

*働ける大学
学生がアルバイトとして働けるように学内に様々な業務を準備し、学内で働くことで経済的な支援になるとともに,実践型のキャリア教育となる制度。

 

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