学生広報部レポート/わくわく!先生にインタビュー!~10の質問を添えて~⑧滑川 光裕先生

 皆さん、初めまして。今回初めて広報部の記事を書かせていただく、学生広報部所属1年の祝 浩輝と申します。初めての記事なので少し緊張していますが、早く先輩達のような素晴らしい記事を書けるように精一杯頑張りたいと思います。

 早速ですが、嘉悦大学の特長である学生と教員の距離の近さをもっと多くの人に知ってもらうことが目的の企画である、先生への「10の質問」。今回は、滑川先生に取材をしました。滑川先生は嘉悦大学の学部と大学院で教えられている教授で、学部では研究会も担当されています。また、情報処理研究部という部活の顧問もしていて、学生との距離も近く、とても教育熱心な先生です。
 それでは、インタビュー内容に入りたいと思います。

質問1 先生の専門分野を教えてください。

滑川先生:情報工学です。もうちょっと深く言うと、情報システム学ですね。その中でも特にシステムシミュレーションによる将来予測を研究しています。例えば車がどういう風に動くかなどの交通渋滞に関わる様々なデータを集めて、それをコンピューター上の町に組み込んで一つひとつの車にそれぞれどんな運転をするかという属性を与えることで、実際の人間の動作に近いシミュレーションをするといった感じですね。

質問2 先生の担当講義と、もしあれば行ってみたい講義はありますか?

滑川先生:僕は大学院の方がメインなので、学部の方で担当しているのはデータサイエンス基礎Bの一科目だけですね。Python(プログラミング言語の一つ)でプログラムの基礎的な組み方から始めて、データの構造やアルゴリズムを学んだり、プログラムを応用して効率の良いプログラムを作るといったことをしています。やってみたい講義としては、具体的なものは無いけどもっと研究を実際に利用してみるようなアクティブなことをしたいですね。例えば、今、スマート農業というものに注目しているんだけど、僕は自分で農場を持っているのでそこを実験場として学生たちと一緒に研究を進めていければ良いなと思っています。

質問3 専門の情報・工学の分野に進んだきっかけはありますか?

滑川先生:もともと僕は物理学を志望していたんですけど、物理学部は定員も少なくて、2浪して結局入れなかったんですよ。それでじゃあどうしようかと考えてた時に、家の近くに情報系の大学ができたんですね。そしたら、防衛庁(現:防衛省)で働いていて仕事で情報を学んでいた父親から、折角近くにあるんだし、情報だとかコンピューターについて学べる大学に行ったら良いじゃないかという風に言われたんですよ。その時はもう物理のことを面白くないなと思っていたので(笑)、じゃあ物理はやめて心機一転して入ってみよう、という感じでこの道に進みましたね。

質問4 子供の頃の夢はありますか?

滑川先生:科学者になりたいっていうのは小学生のころから夢としてありましたね、それで月収150万とか目指したり(笑)。あとは、小学校5年までは野球選手になりたいと思っていたんですけど、肩を壊しちゃって…。それに、監督がちょっとのケガでものすごい怒る人で、合わないなというのもあってやめちゃいましたね。だから先生って大事な存在だなと思っていて、僕も学生が失敗してもちょっとのことじゃ目くじらを立てないようにしているところはありますね。

質問5 これだけは負けないっていう自分の特技や特徴はありますか?

滑川先生:そうだな…人を大事にするっていうところかな。茨城の田舎の本家にいたおじさんがものすごく人を大事にする人で、ケンカを売られても絶対に応じないような人だったんですね。そのおじさんに会うことが多くて、そういう人を大事にっていう話をいろいろしてくれたんですよ。今はもう亡くなってしまったんですけど、その葬式に参列者が千何百人来たんです。そういう良いおじさんだったので、今でも人とは協力するようにしようとかそういう気持ちがありますね。

質問6 最近ハマっていることはありますか?

滑川先生:ちょっと最近忙しくてそういうのはあんまり無いんだけど…、強いて言うならガーデニングかな?ユンボで自分の庭の改築とかやっていますね。

質問7 学生時代に頑張ったことや、自慢したいことはありますか?

滑川先生:一年生からESS部という部活の部長をやらされたことですね。大きな大学だと学生活動と言って学外で活動をするんですね。例えば大学の周りの清掃だとかをやったり。それと毎週木曜日のお昼休みに部長会があって大学4年間お昼休みが無かったんですよ(笑)。でも、それからESS部の活動で管理者養成学校っていう一週間英語しか使っちゃいけない所に行ったりだとか、そういう経験ができたので最終的には良かったなと思いますね。

質問8 学生時代の失敗はありますか?

滑川先生:失敗か…意外と順調だったからなあ、良い友達に恵まれていたので。後輩とも今でも向こうから連絡してきていろんなことに誘ってくれるくらいには繋がりがあるし、特にこれといった失敗は無かったかな。

質問9 学生時代に戻ったらやりたいことはなんですか?

滑川先生:難しいこと聞くね(笑)。そうだね、学生時代は結構いろんなことをやったけど、強いて言うならもうちょっと海外でボランティアみたいなことをしてみたいですね。海外には何回か行きましたけどやっぱり国内とはいろんなことが全然違うからもっとやってみても良かったのかな、とは思いますね。

質問10 今、学生たちにむけて送りたい言葉や漢字はありますか?

 滑川先生:うちの学生はやっぱりおとなしい学生が多いからもうちょっと積極的に動いて、まずは身体を動かしてほしいですね。それで外に出て見聞を広めたり、あとはそれで人と人との繋がりができて、新しい視点ができる。勉強よりもまずそういうのが大事なんじゃないかなと思いますね。

インタビューを終えて

今回は、滑川先生に取材をさせていただきました。インタビューを通して、滑川先生の研究に対する熱意や学生に対する想いを知ることができました。また、滑川先生の学生時代の貴重なエピソードやアウトドア派な一面を知ることができて面白かったです。滑川先生の学生時代に倣って僕も様々なことに挑戦していきたいと思います。


文責:学生広報部 祝 浩輝(経営経済学部1年) 

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