学生広報部レポート/わくわく!先生にインタビュー!~10の質問を添えて~⑦飯野幸江先生

こんにちは!学生広報部所属の長谷川と申します!
今や定番企画となりつつある教職員インタビュー!今回も「10の質問」を携えてインタビューしてまいりました!
今回は、会計学を担当されている飯野先生にインタビューをしました!学生の方は簿記入門の講義などでお世話になった方も多いのではないでしょうか。飯野先生は僕が所属している研究会の先生でもあり、とてもやさしい方です!この記事を読んでいる皆さんで嘉悦生の方は、「飯野研究会」に入りませんか…?
それではインタビュースタートです!

質問1 はじめに先生の専門分野を教えてください。

飯野先生:一言でいうと、会計学が私の専門分野です。

長谷川:簿記入門を担当されていたこともあって簿記のイメージが強い人も多いと思いますが、会計学を専門的に研究していらっしゃるんですね!

質問2 先生の担当講義と、もしあれば行ってみたい講義はありますか?

飯野先生: 今担当している講義科目は、「会計学総論」と「簿記入門」です。
以前は「管理会計」や「環境会計」も担当していました。「会計学総論」や「簿記入門」は基本的なことを教える授業なのでそれもいいのですが、以前のようにもう少し深く専門的な内容の科目も担当したいなと思っています。ただ、今私ができる講義に制限があったり、色々な制度上不可能なので、ここ1、2年はしょうがないかなと思って我慢しています。

長谷川:科目の制限というものがあったんですね。やりたい講義があるのにできないっていうのはもどかしいですね…。

質問3 専門の会計学の分野に進んだきっかけはありますか?

飯野先生:将来「税理士」になりたいと考えたことがきっかけです。ただ税理士になるには「税法」や「税務会計」等を中心に学ばなければいけないんですが、いざ税理士になるために勉強をしていたら「私に合わない」と気づいたんです!そこから会計学の王道に進んで今に至るわけです。何事もそうですけどやってみないとわからないじゃないですか。元々税金の計算などは好きじゃなかったんですが、私の場合やってみたら合わないなとすぐに悟りました。
なのでいまだに税金とか税法はあまり好きじゃないです(笑)。

長谷川:税理士試験ではいくつもの科目を学びますが、「税法」等は避けては通れないですよね…(笑)

質問4 子供のころの夢はなんですか?

飯野先生:子どものころは、「小説家」になりたかったの。

長谷川:小説家!?

飯野先生:うん。間違っても経済とか会計とか勉強しようと思わなかった!だから小学生のころは、大学に進学したら文学部とかで文学の勉強をするつもりでいました。

長谷川:小学生の頃から既に好きな小説家の方とかはいましたか?

飯野先生:いるというよりその頃は手当たり次第に読んでいて、大体は海外の翻訳本が好きで読んでいました。小学生が読む海外児童文学ってあるじゃない?ああいうのを大体読んでいました。

長谷川:すごいですね…!小さい頃は小説家になりたかったのですね!
今の夢だったりやってみたいことってありますか?

飯野先生:これからやってみたいというか、これは完全に退職してからになるかなと思うんだけど、私は絵を描くのが好きなのね。小さい頃は絵画教室に通っていたし、退職とかして時間ができたら油絵とかやってみたいなと思いますね。

質問5 これだけは負けないという自分の特技や特徴はありますか?

飯野先生:自分でいうのもなんだけど、割とコツコツ努力できるほうだから物事を継続するのは得意かな。継続して取り組むっていった場合、例えばまじめな人って一日も休んじゃいけないとか思うじゃない?だけど私はそうは思わないの。

長谷川:適度に休みながらって感じですかね。

飯野先生:そうそう!目的は続けることなんだから毎回やってることを完璧にやる必要はないし、「完璧にやらなきゃ」と思って結果やらなくなるより、多少いい加減でも続けた方が目的は達成されるじゃない。だから「今日はどうしてもやる気になれない」っていうときは平気でさぼるし、いい意味で私のいい加減な性格がうまくいって継続するのが得意なのかなと思います。

質問6 最近ハマっていることはありますか?

飯野先生:最近ハマっているというか今もう熱は薄れてきたんだけれど、4月頃に大ハマりしてたのが「大滝詠一」だったの!(笑)何かのきっかけで改めて聴いたら「いいな」と思っていろいろ聴いてました。

長谷川:どうしてちょっと熱が冷めつつあるんですか?

飯野先生:私の中での一時的なブームが去っちゃったのよ(笑)。4月頃はもう毎日毎日聞いていたんだけど、だんだん落ち着いてきたというって感じかな。
*「大滝詠一」は70年代ごろから活躍していたる日本のミュージシャン。

質問7 学生時代に頑張ったことや、自慢したいことはありますか?

学生時代に頑張ったことや、自慢したいことはありますか?
飯野先生:学生時代はとにかく海外に行きたかったのね。頑張ったというのとは違うと思うけど海外行くためにアルバイトしたりとか…。まあ学生時代って時間がいっぱいあるからその時にしかできないことをしようと思って、それに対して取り組んだというか熱を入れたのが海外に行くことかな。

長谷川:ちなみにどこの国に行きたいとかはありましたか?

飯野先生:当時はね、アメリカに行きたかったの。大学3年と4年の時に2回行って、3年の時は夏休みを利用して一か月行きました。4年の時は春休みを利用して3週間ぐらいかな?

長谷川:かなり長い滞在ですね。なにか思い出に残っていることとかはありますか?

飯野先生:うーん…なんだろうな…。

長谷川:なにかおいしいご飯だったりとか…。

飯野先生:おいしいご飯はなかった!私が食べたものの中ではまずくはないけど…おいしくはないかなという感じ。こんなものを食べ続けたら太るよなっていう食べものばっかり(笑)

長谷川:アメリカはカロリーの高い食べ物のイメージがすごく大きいですが、その通りなんですね!

飯野先生:向こうの人たちって平気でビッグサイズのものを買って食べるのよ。でも毎回外食するわけにもいかないからスーパーに行くと、アイスクリームがバケツサイズで売っていたり、ダイエットコーラとか売っていたり。そんなダイエットなんてついてるものを買うなら食べる量減らせばって思いました(笑)。

長谷川:かなり文化の違いというか日本とは色々違いますね…。

飯野先生:そう文化の違い!だからどこかに観光して印象に残ったというより、そういう文化を目の当たりにしたことが衝撃的だったな。

質問8 学生時代の失敗はありますか?

飯野先生:一番の失敗は、私自身繰り返し学生に言っているけれど、健康診断はちゃんと受けるということ。嘉悦大学は結構親切だから健康診断受けなさいって毎年言ってくれるじゃない。私が行っていた大学なんかは大規模校だから、健康診断のお知らせが掲示されるだけだったの。だから受けない子も沢山いたし、学生なんて若いから受ける必要性を感じなくて受けなかったのよ。そしたら大学院の入試の必要書類に「健康診断書」があって…。受けてないから自費で約7千円かけて受けてきたのよ。

長谷川:当時で約7千円の金額は大学生にとって痛い出費ですね…。

飯野先生:そうそう、だから学生に繰り返し言い続けているの。私自身の最大の失敗だったし、特に4年生とかは就活するわけだからそういうことが起きるじゃない。

長谷川:そうですね。もし僕自身そういう状況になったら焦りますし、とても後悔すると思いますね。

質問9 学生時代に戻ったらやりたいことはなんですか?

飯野先生:やりたいことというか、似たような学生時代をなんだかんだ送ると思う(笑)やっぱり学生時代しかできないこととか、ある程度長期間海外に行くのも社会人になったらできないし…。当時経験しておきたいなと思ってやっていたから、学生時代に戻ってもあまり変わらないかな。
自分が大学で教えている身としてあまり言ってはいけないことかもしれないけど、勉強が一番にはならないと思う。言い方は悪いけど勉強はいつでもできるし、私自身勉強は二の次で本格的に勉強し始めたのは大学院入ってからなので…(笑)

質問10 今学生たちにむけて送りたい言葉や漢字はありますか?

飯野先生:繰り返しになってしまうけれど大学時代って、社会に出る前の最後の時間じゃない。だからその大学時代にたっぷりある時間を何でもいいと思うけれど、自分のやりたいことを見つけてチャレンジしてみるのがいいかなと思う。社会に出てからだと自分の事に時間を使うのは難しいし、時間も限られているからね。
でも社会に出たときにベースとなる基本的な知識を知っておかないと困るから、最低限は大学とかで身に付けておく必要があるかな。それ以外の先の部分については自分がやろうと思った時にやるのが一番身に付くし、それが一番モチベーションがあるから。それが仕事に役立ってお給料が上がると分かったら頑張るでしょう?

長谷川:とても頑張りますね(笑)

飯野先生:そう、そのための下地作りを大学でしておけばいいと思う。だからうちの大学が簿記検定を勧めている理由は、合格するためとか簿記の知識を身に付けるためとかではなく、何か一つの事にチャレンジして成果を得るということを一度体験してもらうことが目的なの。そうすれば社会に出て勉強することになったときに勉強の仕方とか、それに向けてどういった手順を踏んでいくとかが、分かるじゃない。
だから勉強は一番ではないけれど最低限知識は身に付けておいて、やりたいことを見つけてチャレンジするのがいいかなと思う。

インタビューを終えて

飯野先生にインタビューをさせていただきましたが、先生の意外な一面が見れてとても楽しいインタビューとなりました!お話の中でもあったように大学時代は時間がたくさんありますので、やりたいことを見つけてどんどんチャレンジしましょう!嘉悦大学には資格取得による「報奨金制度」というものがあるので、簿記等の資格勉強を始めるのもいいかもしれないですね…!
読んでいただきありがとうございます!それでは、次回のインタビュー記事もお楽しみに!


文責:学生広報部 長谷川 裕剛(経営経済学部3年) 

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