公開日：2024.02.07

榎澤 祐一准教授の論文が、令和6年2月に以下の学術誌に掲載されました。

掲載誌

マーケティングレビュー J-STAGE 早期公開

論文タイトル

フリーミアムのサービスを宣伝するテレビ広告が購買に与える影響 ― 日本のマンガアプリの分析 ―（査読付）

概要

基本利用料が無料のフリーミアムのプラットフォームでは、事業者が広告費用を負担せずにユーザー獲得できる利点がある。しかし、日本の事業者はテレビ広告を出稿することが多い。そこでフリーミアムのマンガアプリ2社のデータを基にテレビ広告効果の実証を試みた。その結果、有料購買者に転換した週に視聴したテレビ広告の視聴回数と、その1～2週間前に視聴したテレビ広告の視聴回数との交互作用が購買に正の影響を与えていた。

外部リンク

https://doi.org/10.7222/marketingreview.2024.004

著者コメント

「マーケティングレビュー」は、日本マーケティング学会が主催するカンファレンス（全国大会）の口述報告の際に提出した論文の内、同学会理事の投票による「ベストオーラルペーパー賞」を受賞した論文に掲載権利が付与される学術雑誌です。同学会は、現代マーケティングの第一人者として知られるフィリップ・コトラー氏や嶋口充輝・元嘉悦大学大学院教授などが発起人となり2012年に設立された、研究者・マーケティング実務家ともに知名度の高い日本最大のマーケティング関連の学会です。