学生広報部レポート/「こだマルシェ」で地域支援 飛翔祭でこだマルシェを紹介
公開日:2023.03.07
学生広報部レポート/
「こだマルシェ」で地域支援 飛翔祭でこだマルシェを紹介
初めまして、学生広報部所属の番塲です。今回の記事は、昨年の話になってしまいますが、昨年10月に行われた嘉悦大学の学園祭「飛翔祭」です。
コロナ禍の影響もあり、3年ぶりに対面で開催された飛翔祭は、私自身も3年生になって初めての対面での学園祭でとても印象に残っています。様々なゼミ(研究会)、サークルが出店する中、私が所属している岩月ゼミもこの飛翔祭に出店しましたので、その様子を学生広報部に所属した私、番塲のはじめての記事にしました。
岩月ゼミ・こだマルシェの紹介
私が所属している岩月ゼミでは代々「こだマルシェ」という地域の特産品などを取り扱い、販売をするイベントを行ってきました。本来のこだマルシェは花小金井駅前のスーパーなどで行い、外部の方へ向けたイベントでしたが、飛翔祭で行ったこだマルシェは大学内に向けたものでした。
そもそもこだマルシェは2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災地復興支援という目的で始まりました。最初は気仙沼市を応援するために気仙沼市の商品を中心に販売を行っていましたが、年々広がりを見せ、三重県四日市市や宮崎県といった岩月ゼミでテーマとして取り扱っていた地域の魅力的な商品も取り扱うようになっていきました。そして今回は様々な地域から集めた商品を10種類以上販売しました。
こだマルシェは、出店の準備、広告宣伝、商品の仕入れなどを全て学生が行っているという特徴があります。私も準備の手伝いで販売する商品の在庫チェックや、四日市市の商品を販売する上で、四日市市東京事務所の方々に直接会って販売する商品の相談をさせていただきました。ビジネスメールでやり取りをさせていただくという普段できないような体験をしました。
飛翔祭こだマルシェはいつものこだマルシェと何が違うのか
飛翔祭で行った「こだマルシェ」が外部の方に向けたこだマルシェと違う点は物販だけでなく、飲食の販売にも挑戦したという点です。いつものこだマルシェでは物販のみを行っていましたが、今回は学園祭ということで「気仙沼のふかひれスープ」と「宮崎県の牛味噌を使った焼きおにぎり」の2つを飲食メニューとして販売しました。
「気仙沼のふかひれスープ」は過去に先輩達が販売していたのでスムーズに販売ができましたが、今回から新しく販売した「宮崎県の牛味噌を使った焼きおにぎり」は一から試行錯誤して作ったので、とても大変でしたが、思い入れのある商品になりました。
最終的には「気仙沼のふかひれスープ」、「宮崎県の牛味噌を使った焼きおにぎり」の両方とも完売することができ、いい結果を残すことができたと思います。
こだマルシェの運営メンバーの声
「こだマルシェ」がどのようなものか紹介したところで飛翔祭の出店を一緒に行ったこだマルシェのメンバーである、岩月ゼミ3年生の日橋 雅(にっぱし みやび)さんにコメントをもらいました。
こだマルシェを開催するために頑張っている事・取り組み
番場:こだマルシェを開催する為に、どの地域の方達と関わったのですか?
日橋:私は、長野県の小布施町、群馬県のみなかみ町、三重県の四日市市、宮城県の気仙沼市の方達と関わらせていただきました。実際、三重県の四日市市へは夏休み期間に行ってきました。四日市市は自分たち3年生が担当するフィールドなので、実際に足を運んでみて地元の雰囲気などを知った上で出会えた商品を販売することができました。
番場:こだマルシェで売れる商品・自信のあった商品などはありましたか?
日橋:やはり実際現地へ行った四日市市の商品と、あとは気仙沼の商品は自信がありました。 四日市市の商品は特産品のかぶせ茶という、栽培時に布をかぶせて収穫するお茶の茶葉をホットのお茶として販売した商品。気仙沼産の商品は、過去こだマルシェでも出したことがある「ふかひれスープ」だったので、こちらも自信がありました。特にふかひれスープの方は物販と飲食の両方で販売しているので、手に取ってもらいやすかったかなと思います。
岩月先生にインタビュー
最後に私が所属している、岩月ゼミの岩月先生に今回の「こだマルシェ」についてインタビューをさせていただきました。こだマルシェを開催する狙いと、今回の総評をゼミ生でもある私が直接伺いました。
番塲: 今回の飛翔祭こだマルシェの総評はいかがでしたでしょうか?
岩月先生:まずきちんと開催出来たということで、それはとても素晴らしいことだと思います。次につなげてくれたという点では感謝しています。ただよく頑張ったとは思いますが、足りなかったところも正直たくさんあります。これで満足と言うことは決してないのですが、ゼミの後輩たちへ引き継げるようにまとめることをして欲しいですし、今後も継続しながらより発展していく形を模索していければよいのではと思います。
番塲:こだマルシェを通じて、学生に何を学んでほしいとお考えですか?
岩月先生:それは実際にやった学生がそれぞれ何を得たのかを考えてほしいと思います。
こだマルシェは人とのつながり、縁を大事にするということをこれまでの先輩たちがしてきてくれたことで成り立っているイベントです。その人達のために何ができるか考えて、少しでもお役に立てたかどうかという視点を持ってほしいですし、なぜそれが必要なのかを理解して、体感してほしい。地域活性化とは地域を理解し、周りの人を元気にすることだと思いますので、一歩踏み出して自分たちの手で何かを生み出すということをしてほしいと考えています。
最後に
以上「こだマルシェ」のレポート記事でした。日橋さん、岩月先生、インタビューにお答えいただきありがとうございました。
先生に頂いたコメントにもあったようにこだマルシェは今までの先輩、イベントに関わってくれている人たちの縁が繋がって出来上がっているものだと思います。なので、この記事を通して岩月ゼミの活動であるこだマルシェを知っていただければとても嬉しいです。こだマルシェは年に2~3回のペースで飛翔祭以外でも開催をしていますので、開催している時は、是非足を運んでいただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
文責:学生広報部 番塲柾登(嘉悦大学 経営経済学部3年)