学生広報部レポート/地域活性化センターと連携!マーケティング系ゼミフィールドワーク in 中野
公開日:2025.01.23
みなさん、こんにちは!学生広報部2年の早坂菜摘です。
今回は私が所属している岩月ゼミ(研究会 以下、ゼミ)と、同じマーケティング系の白鳥ゼミと共に行ったフィールドワーク in 中野についてお伝えします!
近年、中野駅周辺の再開発が進んでいることで注目の中野区。地域活性化センターと連携している嘉悦大学ならではの課外活動の様子をレポートします。昨年の7月17日に行われたこの活動は、再開発による地域活性化がどのように行われているのかを実際に見る目的で行われました。地域活性化とは何なのかをもう一度考えるきっかけになりました。
それでは、スタートです!
フィールドワーク in 中野の様子
13:00 中野駅 北口 広場 集合
平日でもたくさんの人で賑わっていました!
雨予報でしたが、晴れて良かったです。
13:10~13:20 中野セントラルパーク
地域活性化センターの方の説明を聞きながらのフィールドワークがスタートしました!
ここ中野セントラルパークは、戦後に設立された警察大学の跡地で、2012年に再開発で作られた場所です。
昔の名残で、様々な場所から上京してきた学生に地元の味を味わってほしい、という思いから全国各地の飲食店があるそうです。
特に沖縄県とは縁が深いようで、沖縄料理屋はフィールドワーク中に様々なところで発見しました。
緑あふれる落ち着いた雰囲気の場所で、キッチンカーがたくさん並んでおり、キッチンカーで買ったご飯でそのままピクニックが出来そうな素敵な場所でした。
また、公園内で様々なイベントを行っているそうです。
13:30~13:45 中野区役所
2024年5月7日に新庁舎として開庁されたばかりで、とても美しい構内。
一階には区民の人が利用できるスペース「シェアノマ」 があり、私たちが訪れた際にもイベントが開催されていました。
また、カフェテリア「ナカノヤ」も多くの中野区民の方々が利用されており、区役所とは思えないほど多くの人々の憩いの場になっているように感じました。
11階にある議会室も見学させて頂きました。
一般の方にも常に開放しているため、見学中にも中野区民の方がいらっしゃいました。
綺麗な会議場と11階から見る中野の街並みはとても美しかったです。
13:55~14:25 中野ブロードウェイ(Nakano Broadway)
中野といえば、中野ブロードウェイ。サブカルチャーの聖地として世界からも注目を集める施設です。サブカルチャーの聖地と言われるだけあり、独特な雰囲気の施設で、昔ならではの商品が陳列されていました。タイムスリップしたかのような、不思議な感覚でした。その中でも驚いたのは、施設の中に企業のオフィスやラジオのスタジオが入っていたことです。外から見えるオープンなオフィスでとても印象的でした。
14:35~14:45 中野レンガ坂商店街
次の目的地に向かう道中、異国の雰囲気を感じさせる坂を経由しました。
レンガが敷き詰められた、ヨーロッパの裏路地のような不思議な世界でした。
15:30~16:50 中野秘密基地 グループディスカッション
最後に訪れたのが中野秘密基地です。
中野秘密基地は、東京・中野の古民家コミュニティです。昭和の建物をDIYで改装し、地域での活動やシェアハウスの運営などを行なっている場所です。そこで中野秘密基地の代表取締役でもあり、中野区観光協会にも所属していらっしゃる山本さんと、中野区議会議員の杉山さんから中野区についての講義を受けました。
その後、中野区の今後の再開発についてのグループディスカッションを行いました。個人でフィールドワークの中で感じた中野区の良さや、気づいたことを付箋に書き出し、その後グルーピングを行いました。地域活性化センターの方からのアドバイスを受けながら、中野区がどんな街になることがよいのかを考えました。
再開発によって駅前に高層ビルが建設されたり、昨年は中野サンプラザが閉館したりなど、都市化が進められている中野区ですが、それが本当に良い事なのか。再開発による弊害やデメリットを考慮しながら、再開発が何のために行われていることなのかを話し合いました。
感想
今回のフィールドワークは地域活性化センターとの2回目の連携授業でした。第1回目に地域活性化やツーリズムについて学び、今回は実際に再開発で注目されている中野区を散策しました。
説明を受けながら散策することで、ただ訪れただけではわからないことを違った視点で見ることができました。また、再開発に携わっている方々が、どのような思いをもって再開発を行っているのかを直接聞くことができる貴重な機会でした。再開発が進み近代的な街になることで地価が上がり、今まで住んでいた人たちが住めなくなってしまうなど、再開発が良い面だけでないこともわかりました。本当の意味でその街の地域活性化とはどういうものなのかを考えるきっかけになりました。
地域活性化とは近代化させていくのではなく、そこにある資源や強みを最大限に活用することで実現していくものだと感じました。これからのゼミの活動の中で、その地域の強みやそこにいる人たちの思いを大切にしながら、自分たちができることを考えていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!
文責:学生広報部 早坂菜摘(経営経済学部2年)