「学生による地域振興活動助成」報告会を開催しました
公開日:2022.03.07
2022年3月2日(水)に「2021年度学⽣による地域振興活動」報告会を開催しました。この事業は、西武信用金庫様から「地域みらいプロジェクト」の助成を受けて実施しているものです。
今回は3つの学生団体が採択助成されました。オンライン報告会では代表学生によりプレゼンテーションが行われ、本学教員、そして西武信用金庫様から質疑・講評が行われました。
それぞれの事業で改善や発展の跡がみられ、試行錯誤しながらも学びが多かったことがわかる印象的な報告でした。地域に根ざした大学として、嘉悦大学はこれからも地域活動に積極的に取り組んで参ります。
<活動事例1> こだマルシェ
今回、7回目となる「こだマルシェ」を2月4日(金)・5日(土)に「いなげや花小金井駅前店」広場にて開催した。「こだマルシェ」とは、地域活性化のため、小平市の活性化と東日本大震災で被災した企業の復興支援を目的に嘉悦大学の学生が企画・運営する青空市場である。今年は、こだマルシェの定番となっている宮城県気仙沼市や岩手県山田町の厳選した商品や地元小平産の新鮮な野菜に加え、新たに宮崎県や秋田県由利本荘市、長野県小布施町の産品を販売した。いずれも「こだマルシェ」に関わる学生が在籍する岩月研究会と白鳥研究会が産官学連携活動の一環で訪れたり、調査研究を行っている地域である。初日で完売となった商品もあり、2日目も予定時間より早く終了するほど、たくさんの方にお越しいただくことができた。
<活動事例2> 落書き消しボランティア
⼤学近所の都立小金井公園小平口通路横にある落書きを除去するボランティア活動を行った。自分たち学⽣でもできることがあることを周囲に⽰し、行動に移すことでほかの学⽣に刺激を与えること、ボランティア活動を体験してもらうことで楽しさや達成感を味わいボランティア活動に興味を持ってもらうこと、落書きを消すことで小金井公園の利用者及び近隣住民の方たちが落書きを⾒て⼼が痛まないようにすること、落書きを除去し⼦どもたちの地元愛をより強いものにすることなどを目標に活動を行った。作業中に近隣住民の方から感謝の声をかけていただいたりなど、地域の⽅に喜んでいただくことができた。
<活動事例2> ど根性カエツ
小平市で有名な地口行灯を使い、ギネス世界記録™に挑戦し認定されることを目標に活動を行った。嘉悦学生が中心となり、市内各団体と協力して地口行灯を製作し、その行灯を使ったオンラインビデオチェーン動画を作成。コロナ禍で2年間中止になっている「小平グリーンロード灯りまつり」を盛り上げること、小平市内でも灯りまつりの認知度を上げることを目指した。小平市、こだいら観光まちづくり協会、小平市民活動支援センターあすぴあと連携し、さらに市内の様々な団体・個人の皆様に協力を仰いでほぼ目標数に近い数のビデオを撮影することができた。現在は認定の結果を待っているところである。
学⽣による地域振興活動について
嘉悦大学は地域に根差す大学を標榜し、地域の方々に貢献すると同時に、学生の学びにつながる活動の支援を受けています。
本事業では、本学学生が自主的に地域で展開する諸活動のうち、地域の振興につながる活動について、助成を行うことにより、諸活動の充実と地域づくりを推進することを目的にしています。応募のあった地域活動に委員会による審査及び教育的指導を基に助成します。
新型コロナウイルスの感染拡大防止観点から地域での活動が⼤きく制限される状況にもかかわらず、3つの学生団体が助成対象に採択されました。どの活動においても、学⽣たちは学びと成⻑を得て、そして課題にも直面しました。未熟な学⽣たちを⾒守り、時には温かい声がけをしてくださる地元関係者の皆様には改めて感謝申し上げます。
今後も継続していく学生による地域振興活動を応援していただければ幸いです。
地域連携・国際連携委員会委員長 和泉徹彦(経営経済学部教授)