公開日：2020.02.18

2月14日（金）、FP（ファイナンシャル・プランニング）技能士の資格を持つ経営経済学部3年生が講師となり、主に学内で働く学生を対象に確定申告講座を実施しました。

 

 

学内・学外で様々なアルバイトを掛け持ちしている学生は確定申告が必要となりますが、あまり実施されていないのが現状です。そこで、本学では学生同士が税や年金について学ぶ機会として毎年こういった講座を実施しており、今回で7回目の開催となります。

 

講師の学生が確定申告とは何かという説明を行った後、確定申告書の作成方法をレクチャーしました。参加者は持参した源泉徴収票、通帳、印鑑、PCを手元に準備し実際に国税庁のHPから提出書類を作成。初めての作業にとまどっている学生もいましたが、講師の学生や既に確定申告の経験がある学生がサポートし、書類を作成することができました。さらに後日、学生自身で税務署に書類を持参し申請を行うことで、実体験を学べる貴重な機会となります。

 

本学では学内で学生が働ける様々な業務を準備することで、経済的な支援になると同時に実践型のキャリア教育となる制度を整えています。また、資格取得を奨励するために、大学が指定する資格を取得した学生には、報奨金を支給し努力をたたえています。今回の講座では資格を取得した学生がその知識と経験を活かし、学内で働く学生たちに実践的な講座を行うことができました。

 

 

【参加した学生の感想】
・初めて参加し、大人の階段を登った気がした。実際に国税庁のHPに入力をする時には、初めて見る画面や内容だったので難しいと感じたが、講師の先輩をはじめとした先輩方がわかりやすく教えてくださった。自分1人ではこういった作業を行うのは難しいと思うので、皆と一緒に作業する機会があって良かった。税務署にも行く予定。やった方が良いことなので、来年は学内の同じ部署で働く友人も誘いまた参加しようと思う。（経営経済学部1年〈図書館スタッフ〉）
・昨年も参加したので、今回は昨年の経験を踏まえてスムーズに作業をすることができた。講師の学生の説明もわかりやすかった。自分の場合は確定申告で還付金が1万数千円も戻ってくることがわかり、嬉しかった。今後もこういった自分にとって得があるような制度や情報を学内で学べる講座があると良いと思う。また、学内で（今回の講師が取得している）FPなどの資格の勉強講座があれば参加してみたい。（経営経済学部2年〈ヘルプデスク〉）

 

【講師を務めた 経営経済学部3年 長谷川雄斗さんのコメント】
将来は金融機関への就職を目指しており、昨年は税理士法人で確定申告時期のアルバイトも行った。今回、先生から声をかけてもらい、講師をするという貴重な経験をさせていただいた。要点をしっかりおさえることに気を付けてレクチャーを行い、自分なりにお金の大切さや知識を皆に伝えられたのではないか。自分自身も今回の講座を通して、今後もっと税や保険、資産運用などお金の動きに敏感になりたいと感じた。そして、自分だけが得するのではなく、周囲の人達にも知識を伝え、広めていきたいと思う。今後も後輩たちにはこういった取り組みをずっと続けていってほしい。（図書館スタッフ、オープンキャンパススタッフ）